タンニングの歴史

「うつ病」や「様々な体調不良」の改善のために開発された
医療機器でノーベル生理学・医学賞を受賞

有害な紫外線をカットしているため安全で
優れた人工光線マシン

人工光線は、肌に光線を照射させる装置である。 人工光線マシンの歴史は古く、ヨーロッパでは日照不足の原因によるうつ病や様々な体調不良の改善のために医療機器として開発されたのがはじまりです。その後、1903年にはデンマークの医師ニールス・フィンセンが「人工光線を使って病気に対する抵抗力を高める」という研究でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

尚、設置している人工光線マシンは、自然の太陽の光線とは違い、有害な紫外線をカットしているため安全です。また人工光線マシンは浴びる時間を「自分の肌質」に合わせて設定できるので、真夏の太陽の下で火傷をすることなく安全で安心して出来るのが特徴です。国内でもタンニングサロン・温浴施設・フィットネスクラブなどに設置されており、四季に問わず利用できるため、体力アップ、骨の強化、免疫力の向上などの目的で延べ300万人の方が利用しています。

ニールス・フィンセン医師
ニールス・フィンセン医師
ポスター
ヨーロッパの病棟で掲示されている、自殺しようとしている人に消防隊が光をあてて自殺防止を表現するパロディポスター。

タンニングの8つの効果

植田医学博士監修「光線浴の8つの効き目」

「時差ボケ・交代勤務性不調の調整」

朝〜夕方までに10分照射を3日連続

人の睡眠・覚醒リズムは、約1日を周期として変化する現象で概日(サーカディアン)リズムといいます。本来この概日周期は平均すると25時間であり、私たちは体内時計を毎日約1時間リセットして、24時間周期のリズムの環境に合わせて生活しています。この体内時計のリズムが乱れると体調不良が起こります。

「時差ボケ・交代勤務性不調の調整」

「不眠対策」

10分照射を週1回

年をとるにつれて概日リズムは平坦化して睡眠が損なわれてきます。また、外出が減って光線を浴びる機会が減少し、快適な睡眠に導くメラトニンの分泌が減ることも不眠の原因のひとつです。光線浴によってメラトニンの分泌が促されるので、不眠のタイプによって午前か午後いずれか照射のタイミングを決めます。

「不眠対策」

「骨を丈夫に」

10分照射を2日に1回

紫外線を浴びることにより身体でビタミンD が生成されます。ビタミンDは骨の密度を形成しこれを維持し、骨折を低減します。年をとるにつれて身体は、日光照射をビタミンDに転換することが難しくなります。カルシウムを十分摂取してもビタミンD不足の場合には、骨量を形成し維持しないことが明らかになっています。

「骨を丈夫に」

「不快ストレスの改善」

10分照射を定期的

紫外線、可視光線を浴びると身体はそれに反応して、脳はセロトニンを皮膚はベータエンドルフィンを分泌します。これらは「快感物質」といわれ、気分が高揚されます。不快ストレスからの解放、秋や冬に始まるうつ状態の改善に光線浴は期待できます。

「免疫能強化で疾病予防」

「免疫能強化で疾病予防」

10分照射を定期的

免疫システムは身体を守る為に、ウィルス、病原細菌など微生物が体内に侵入することを阻止します。このために抗体、または感作リンパ球と呼ばれる特定の種類の白血球を生産してこれらの招かざる侵入者を攻撃します。これが免疫システムです。免疫細胞がビタミンD受容体を有しているため、身体が光線を浴びることにより生成されるビタミンDから恩恵を受ける可能性があり、光線浴で免疫能が高まると考えられます。

「乾癬でお悩みの方」

「乾癬でお悩みの方」

15分照射を3日に1回

乾癬は慢性の皮膚疾患で、古来、光線浴が症状の改善に有効であることが経験的に知られていました。通常の状態では、皮膚細胞は秩序正しく成長し、分裂し入れ替わりますが、乾癬の場合、細胞は制御不能な増殖を始めます。正常な皮膚は28日間で入れ替わるのに対し乾癬にかかった皮膚はわずか4日間で入れ替わります。この急激な入れ替わりは、皮膚細胞の成熟の変化と相俟って、乾癬の典型的な症状を引き起こします。

「血圧値、血糖値を下げる」

10分照射を月に2回

ビタミンDには血管を緩め、その柔軟性を高めるという作用があります。また、赤外線も末梢血管を拡張して血流を盛んにします。したがって高血圧の血圧は低下してきます。また、ビタミンDは、すい臓のインスリン分泌能力を高める作用があるため、光線浴は血糖値を下げる働きもあります。

「かっこ良くなる」

20分照射を10日に3回

紫外線は筋力を高める働きもします。それはビタミンDの生成でカルシウムの吸収が促進され、体内のカルシウム含有量が高まることになります。体内にカルシウムイオンが十分にあると、筋細胞の神経伝達系(シナプス)の形成が高まり、筋細胞の収縮力が活性化されます。筋細胞の貯蔵物質であるグリコーゲンの新陳代謝が促進されます。
さらには、新陳代謝の促進によりダイエットにも効果があります。

植田 理彦
植田 理彦
1927年生まれ。医学博士。
東大医専部卒業後、同大学物療内科で温泉医学を研究。健康づくりシステム研究会会長を務める。